2008-03-26から1日間の記事一覧

リキッドへ気持ちが持っていかれそうになっても我慢、劇場へ足が向かいそうになっても我慢、送られてきた今後のスケジュール表を確認して、我慢のやりくりを考えました。明日は明日でNESTを我慢。

鴻巣友季子「やみくも―翻訳家、穴に落ちる」

ふふ、とほおをゆるめてしまうような、やわらかなエッセイ。訳者さんだけあって言葉のこだわりも作家さんとは違っていたので視点もおもしろかったです。一つひとつの単語に向きあっていく孤独な作業や、選び取ったものへの優しさ、翻訳ものが苦手な私でも彼…

「猫路地」

かわいい猫たちが出てきてそれを愛でるような物語のオムニバスかと思いきや、幻想的でファンタジー要素たっぷりの世界が広がっていました。動物ものだからといって感動的に描いたりはせず、もやもやと煙に巻かれるようなものが多く、猫のように実体をつかめ…

井上香織「やさしい旋律」

web上で公開されていた小説を加筆したもので、ケータイ小説ではないためか縦書きとなっていました。展開やテーマなどが、いかにもというものだったためひっかかりを覚えることなくすらすらと読めてしまいました。

嶽本野ばら「下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件」

続編というよりも番外編と呼んだ方がしっくりくるかもしれません。適度におちゃらけていて、ユーモアもやっぱり散りばめてあるので不意打ちをくらってしまったりしたのですが、テーマとしては王道のものを扱っているので青春ものとして読むことができました。

Studio Apartment「World Line」

パーティーチューンという言葉にぴったりの、キラキラした曲たちは思い思いに音を施されていて、浮ついた気分になりながらも落ち着いたものも流れてくるため、深く考えることなく入り込んできました。私のような初心者でさえ踊りたいな、と思わせてくれるも…