2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

THE HELLO WORKS「PAY DAY」

ひさしぶりに聞いてみても音に厚みがあるので安心できて、思いはひたすらマイアイドルであるところの笹沼さんへ。月曜でも金曜でも休日でもない宙ぶらりんの日に聞いて、さあ今日も頑張らないと、と気を引き締めても結局やゆるゆると紐をゆるめられてしまい…

廃校フェス*1というイベントがおもしろそうです。 *1:http://www.haikoufes.com/index.html

いつも見ていた場所に、タロウハナコ! 寒かったので今冬越えられるか密かに心配していたのですが、今日の朝、すれ違う一瞬だけ目に入ってきたタロウハナコは今までと違った姿になって確かに存在していました。土や砂などで毛がすすけて全体的にみすぼらしく…

長谷川純子「はずれ姫」

ふわふわとやわらか、ではなくふわふわしていたらちくちくとした針の痛みが入り込んでいて、官能的な要素も少しまぶしつつ、リアルとファンタジーの間を煙草のけむりでくゆらせるようにゆらゆらただよっていました。決して甘くはない、苦みもあるいくつもの…

松本泰生「東京の階段―都市の「異空間」階段の楽しみ方」

坂道と言えばタモリさんですが、こちらは階段の方。階段そのものだけではなく景観やその周囲のものに関して総合的な評価がされていて、それぞれに星がつけられているのがわかりやすかったです。傾斜が出ているのも興味をそそられて、たくさん紹介されていた…

羊毛とおはな「こんにちは。」

中性的な歌声を想像していたら、もっと女の人らしく、少女よりもう少し大人っぽいものでした。音たちはとても優しくて、一緒に遊びたくなるのに声が別の優しさを含んでいるので、何だか誰かに見守られているような気分でした。今日の陽気にも似合って、うつ…

野中ともそ「おどりば金魚」

軽すぎず重すぎず、良い加減の重さでした。短編集でありながら連作でもあるので、それぞれの話がさりげないところでリンクしてあったり、エピソードもあっさりしながら深みのある、「さん」づけの似合う物語でした。各章の扉にもちょっとした遊びがあって、…

思い出が重なった分、共に振り返る楽しみもたくさん増えて、その振り返る瞬間も次からは思い出として重ねられて、ミルフィーユのように薄くうすく、忘れてしまうはずのものが積もっていくかのようでした。 今のこの瞬間ものちのち思い出すのだろうな、と感じ…

CORNELIUS「PM」

少しは表情の見えない方が良い、ということで電子でカモフラージュされた音をまとってみることにしました。音量を下げてうすくしか聞こえなくなっても、外から入ってくる雑音さえ曲の一部となって景色を彩って、バス通り沿いをずっと歩いていても印象がその…

自分が納得のいかなかったものを人が納得いくはずもなくて、調子の悪い目を閉じてぐりぐりと押し付けて、いたわるどころかついつい痛めつけてしまいました。必要なのは量より質、悔しいと思えるだけまだ気持ちがこもっている、ということにして夢を見ました。

POWDER「青春リアル」

繊細で豪快なギターと危うさのある歌声に気持ちまでもふらふらとしてしまって、ちょっとした覚悟を持っていても「落とし穴しかない場所」では曲の持つ世界に迷い込んでしまいました。一度もライブで見られなかったのが残念です。

許容量を超えぎみでも時間はやってくるもので、力ないままコンビニへ書類を届けに行くと集荷後。これはもしや直接ポストにインしなければならないのか、とひやひやしながら集積所へと自転車を全速力で走らせたらばっちりだったので、今度からは横着せずにそ…

ビル風に逆らって歩くとちょっとした運動になって、そこで毛をなびかせて必死に歩く犬と生まれてしまった連帯感。購買にあるような菓子パンを売っているお店でクッキーのようなものの詰め合わせを買って、途中で一息ついて犬にも分けて、またしても忘れてし…

TVチャンピオンのパティシエール大会、二回戦ぐらいで流れていたポップな電子音ぎみの音が気になって気になって、もう一度聞きたくても誰の曲なのかわからないのでわだかまりが消えません。

月に吸い寄せられないように、自転車で坂道を下る際は要注意。頭の処理が追いつかなくなってきた時に入ってきた音楽は、オギーナイトオギッポンのテーマで、何度も聞きたくなってしまいました。ワン、ツスーリーフォー。

まつきあゆむ「自宅録音」

初期衝動がそのまま詰め込まれているのに、それを聞いて焦ったりすることはなく、いくつも詰め込まれた思考と遊びをころがせて頭を少しほぐしました。隣で歌ってくれているような身近な感覚がずっと続いていて、公園でリズムを取りたくなってしまいました。

脳に糖を、ということでお店に行ったらパルミエショコが最後の一つ。帰り道に見た月は昨日と同じ時間帯なのに違って見えて、あんなに引きつけられたのはなぜなのかわかりません。

野中柊「その向こう側」

今の私には甘すぎて胸やけがしてしまいそうでした。きっと中学生ぐらいだったらあこがれを持っていられたかもしれませんが、つい現実と比べてしまっておとぎ話のようなものはちょっと、物足りないのかもしれません。もちろんそういうものを求めている時もあ…

NONA REEVES「HiPPY CHRiSTMAS2006」

甘い一日の始まりは特典の方の、甘い曲と甘い歌声から。郷太さんの声はとても甘いのに甘ったれてはいなくて、とろけるように思えても中にはしっかりとした強さがある、聞いていてとても心地の良いものでした。ライブ盤なので会場の雰囲気も伝わってきて、今…

完全に凍った水たまり。冷え冷えと冴えわたる月。やってきたてんてこさん家の舞ちゃん。

鹿島田真希「六〇〇〇度の愛」

設定だけで安易に『二十四時間の情事』のことを連想したのですが、他にもそういう人もいたようでちょっと安心しました。文章にリズムがあって、一人称と三人称が入れ替わって視点も切り替わって、けだるさを残しながらも決然とした強さもあって、あいまいさ…

西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」

西尾さんの作品を読んでみたかったので、ボロボロになった本を見つけて手に取りました。ミステリというか、謎解き要素はそれなりにあるものの、そのものよりそれらしさを醸し出しているようで、詳しかったらもっと楽しめるのだろうなあと感じる部分が多かっ…

真心ブラザーズ「DAZZLING SOUNDS」

倉持さんの歌声を聞くとなつかしい気持ちになって、桜井さんの歌声を聞くと安心します。どんなに時間が経っても真心は真心のままで、受け取る私の状況が変わっても同じようにするっと入り込んできて、知らずに力んでいたところを揉み解してくれました。連休…

夏目漱石「こころ」

高校の教科書で出くわすことはあっても、全編通して読んだことはなかったので探していたのですがなかなか見つからず、どうしようかと思っていたら家に全集があったのでとりあえず目的の作品だけ読むことにしました。古めかしい全集はamazonさんにありません…

TOMMY THE GREAT「AFTER PARTY AT DANCE FLOOR」

陽気になりたいなら聞くしかない、というよりは単純に棒読み科白を聞きたかったからで、ウキウキしてくるような音楽を流したら今週もなんとか乗り切れそうな気になってきました。二週間前ぐらいの自分がこれからの自分の首を絞めにやってきても、てんてこさ…

この時間を数日後にあげたい、と思いながらうたた寝。ちょっとのつもりが起きたら朝。

『ミスター・ロンリー』*2

なんて優しくて残酷なこの世界。

「文学の触覚」*1

art

群像の特集は一月号でしたが、展示は今月までやっているということで急いで写美へ。手のひらをかざすと短歌の文字が降ってきて、台の上に移すとそれぞれに違った消え方をしていったり、ボールを動かすことで文字の大きさやフレーズの位置がごちゃまぜになっ…

めずらしく女子らしい、さんぽ道。 渋谷駅→千代子ショー→シネマライズ→人間関係のスコーン→BiOcafeのベーグル→千代子ショー→恵比寿駅→マックカフェ→東京都写真美術館→ピカソルのケーキ→ポタジエの野菜ケーキ→HIGASHIYAのひと口菓子→渋谷駅→千代子ショー→シネ…

午前中、二時間も散歩したというのに歩くことに没頭しすぎて逆上がりのことをすっかり忘れていました。 このまま降らないのかな、と思っているうちに白くなりはじめる地面。夜になっても明るいままで、空と地面との境界線が、曇天と薄暗い雪の色によってなく…