『犬と猫と人間と』*2

伊集院さんの影響で見に行ったわけではありません、ということを無駄に主張しておきます。ユーロスペースに割といくのでそこの予告編で気になっていた作品で、ひっそりとやりそうなので同じようにひっそりと見に行こうと思っていたら、伊集院さん効果なのか満席でした。
思っていたほどひどい現状を映した部分はなく、監督自身がナレーションをしているので情けなくトホホ感が伝わってくるところに好感を持って、カメラを向けられた人たちがそれぞれに愛情を持って動物たちと接しているところがきちんと伝わってきました。何回か出てくる動物たちの中で魅力的に映っていたのがにゃんだぼ。あの奔放さ、たまりません。
理想ではなく、あの人たちが言っているのは空想、という言葉がぐさりとささりました。終わった後、好きでもない我が家の犬でさえぎゅっと抱きしめたくなって、やはりこれは伊集院さんの影響なのかな、と首を傾げてしまったことは秘密です。