WORLD HAPPINESS*1

タイムテーブルが発表されて見てみたら、持ち時間が短い! 2ステージ制で交互に演奏されていくようなので全組見られるというのが魅力的ではありますが、どれも消化不良になってしまいそうでちょっと心配です。それでも待ち遠しいフェスだったので、ウキウキしながらカバンにはDSをしのばせつつ新木場へ行ってきます。
携帯からの更新テストを兼ねて、現場から何らかを送れたらと目論んでいますが、テンション上がってそれどころではなくなってしまう可能性もあります。
(以下、携帯よりの更新+α)


駅から会場まで信号がいくつかあって、車通りも激しいので厳しめに規制をひいていました。そのため着いた時にはトップが始まっているという悲劇。
天気はというとくもりなので蒸すような暑さです。一雨来そうな気もします。
入場までの混雑に比べて中は余裕があって、配られたレジャーシートでみんなゆったりと座っていました。購入しようと思っていた公式Tシャツは売切れ!
mi-guはちらっとしか聞けなかったのですが透明感のある声でした。きちんと聞きたかった。
pupaはさすが人気者だけあってほとんどの人が立ち上がっていたのですが、あいかわらず個人プレーな感じで進行は淡々としていました。ピアニカの音も聞けて満足! 衣装はカーキのTシャツ。原田さんは今日も電子音を従えながら、かわいらしい声をまきちらしていました。
コトリンゴも少女のある歌声をしていて、ピアノによく合う!
デリコはサービス満点でわかる曲ばかり演奏してくれて一番盛り上がっていました。突き刺すどころかそのまま突き抜けていきそうな、鋭さを持った声が印象的でした。
高野さんはソロをライブで聞くのがたぶん初めて。ソロだと歌が力強く、あまったるさもそれほど気になりませんでした。
で、まりん! まりん! あまりに好みすぎる音がつながれていくために身体を動かすことさえできず、何度も泣きそうになってしまいました。そこで鳴らされているのは生の音でもないし声があるわけでもないのに、どうしてあんなにも心を揺さぶられてしまうのかわかりません。また、スクリーンに映し出される映像も好きな感じで、中でも人間の繁栄に比例して建物が高くなっていき余白がどんどんと塗り潰されていくというものが強く印象に残っています。
ここで見られるからいいやと思っていたのに、見たら今度は長くじっくりと味わいたくなってしまいました。困ります。


ASACHANG&巡礼は音と言葉と物語を紡いで繋いでいくようで、闇の中で聞いたらもっと飲み込まれそうでした。
スチャダラはのっけからブギーバック! やっても食傷気味かもしれないという心配なんて吹き飛んで、アレンジが違う?と思ってきたところに流れてきたのがオザケンの声!……とはいいつつ音源でした。それでもこの広い会場で彼の歌声が響き渡っているのには感慨深いものがありました。メドレーだったのでそのまま「BD発言」に流れてロボ宙も参加。今回は四人編成で生楽器はなしのため、いとしの笹沼さんは見られませんでした。カエラちゃんとのコラボ曲も歌の部分は音源で流してその間みんなカエラお面をつけるというパフォーマンスをしていました。あの件についての発言もちらりとありつつ聞きたかった曲ばかりやってくれて、最後はサマージャム09!
ダブフラワーズのことはせいこうさんとかせきさんしか意識していなかったのですが、よくよく見たらギターが元ポメのミツヨシさんでした。コンセプトとしてそうなのかもしれませんがメッセージ性の強いものが多く、陽水さんの確か「傘がない」をかせきさんがメインで歌っていて、かなりアレンジがほどこされていました。


チャラはこれまた優しく有名どころを次々と披露してくれてありがたい!
今はグラノーラボーイズが演奏中、やわらかな歌声と南国風なアレンジが心地よいです。スペースがあったらねっころがって聞きたい!
そういえば入場時にシートだけではなくうちわももらったのですが、みなさん大活用していました。今は座っていればちょうど良い具合ですがちょっとでも歩けば汗がじわじわ出てきます。雨は降りそうで降らないまま。


ムーンライダーズ、おじさんたち元気……安定感があるので気兼ねなく見られました。そして次はついに初、相対性理論


理論は最初声の調子が良くなくて演奏とちぐはぐな印象を受けたのですが段々合うようになってきました。やくしまるさんは実在しました。地声もあんな風にキュートだったのですが、ラブずっきゅんの時のサビのラブがつらそうで、ゆうこりんみたいだなあと思ってしまいました。規模が大きかったので増幅するような力が弱くて、音源の方が勢いや吸引力を感じてしまったのかもしれません。でもテレ東含め生で聞けたので満足です。
トリはYMO、すっかり日も暮れてゆっくり動く雲が不気味でした。サポート含め衣装は白シャツに黒ベストで統一していて、キメキメで格好良い!スクリーンには三人の姿が映し出されるのですが、このおじいちゃんは誰?と思った人をよく見れば細野さん。髪を切って……帽子で隠されていたので実際はわからないものの一見スキンヘッドに見えるぐらい、そのため顔の年齢が際立っていました。サポートでは小山田さんが映るとちょっとした歓声があがったり大人気。
曲をリアルタイムで知っているわけではないのに昔のものが演奏されると胸を締め付けられるような感覚がありました。なつかしさではないけれど郷愁と呼ぶのがぴったりの切なさ……目の前のおじさん、もうおじいさんと呼んでも良いぐらいの人たちが音を奏でていて、そこから滲み出る年月の渋みと苦みったら!
新しめの曲はどきどきしたので、これは熟成される前のお楽しみなのかもしれません。ちなみにアンコールは一曲だけで最後はステージ前に一列になって礼、スクリーンにはスタッフロールのようなものが流れていました。遠かったのでよく見えなかったのですが、もしかすると何らかのメッセージだったのかもしれません。昨年はそういったメッセージを強く打ち出しすぎていたという話を聞いていたので不安もあったのですが、今年は特にありませんでした。

お客さんの年齢層は割と高めでした。ほとんどが二十代以上でそれより下は親と一緒に来ている印象。格好も様々でフェス仕様というよりリゾート仕様でした。
二ステージ制で次々演奏されていくのであまり休む暇もなく、でもレジャーシートがあるために落ち着けたのは良かったです。演奏時間も短いのに選曲が良かったからなのか消化不良のまま終わった感覚がなくて、これは二ステージだからなのかもしれません。そのかわ最近のフェスにおける、選択したり移動したりする楽しみがなかったのは仕方ありません。
とにかく曇りで日差しも強くなく、雨にも降られず混雑にも巻き込まれないで良かった!そして携帯の電池がまだ持つなんて素晴らしい!

以上、携帯からのメモテストでした。家に帰って元気があれば修正します。そうか、もしかして笹沼さんは今日サマソニだった……?


追記。次の日、大雨だったという話についていけず、地震があったという話にもついていけなかったので、あそこはやはりハピネスなワールドだったのかもしれないと幸運を喜んだ一面もありましたが、残念なところもちょこちょこありました。スタッフさんの数が足りていないために穴ができてしまっていたり、大人のためのフェスなのにその大人がいくらなんでもという行動をとっていたりして、首を傾げることもありました。
帰る時、つないである柵の紐をほどいてそこから出ようとしていた親子連れの方が印象に残っているのですが、個人的に一番残念だったのは、エコ等を打ち出しているのに、おしゃれでかわいい首下げ型タイムテーブルの紐でした。汗をよくかいていたのでハンドタオルでぬぐっていたら、なぜか黄色いシミのようなものが線上にあって、もしかすると何かの花粉がついたのかなと気にしていなかったものの、次第にそのシミが増えてきたのでいろいろ考えて見た結果、首筋についた黄色い線が原因だとわかりました。そしてその黄色い線とは、タイムテーブルの紐の色! どこがエコだ! と、憤慨しつつこんなに汗をかいているのは私だけなのかもしれないと思いなおし、そっとカバンにしまいこみました。せっかくデザインが凝っていても使えなければ意味がありません。

ライブの内容的に追記したいことはたくさんあるのですが、今年のフェスメモは臨場感を大事にしようと勝手に決めているので、携帯から送ったものほぼそのままにしてあります。