シティボーイズミックスPRESENTS「そこで黄金のキッス」

毎年恒例ながら、場所が変わって新国立劇場、そして微妙にゴールデンウィークからずれた楽日。自業自得なことがありすぎて最初の方をちょっと見逃してしまい、エンドトークで楽しげなことがあったということを知ってかなり悔しがるというエピソードがありつつ、今年もおじさんたちを堪能してきました。ネタの詳細には触れませんが一応閉じて少しだけメモ。

ここ数年、キャラもの押しだったり大丈夫なのかと不安になるぐらいぐだぐだだったりして、その甘やかしも含めてライブだというところもあったのですが、今回のはきたろうさんがエンドトークでも話していた通り話がきっちりしているものが多く、見ていて刺激されました。風刺がきいていてチリっとした毒もあるのにおじさんたちが情けない姿をしているものだから相殺されて、斉木さんが演じた総理なんてすばらしい!と拍手をしたくなってしまうほど。遊びもありつつほどよくきっちりと「芝居」をしていて、若い人の感覚を取り入れたいという部分もちゃんと対比的に出ていて、この人たちってやっぱりすごかったんだ、と続けることの強さを感じました。中村有志さんによる木のパントマイムもすばらしかったです。
物販情報にて大竹さんが、TOWERで全国ツアー中の人たちのTシャツより良い生地使ってますよ、ということを言っていてちょっと笑ってしまった、というのは小ネタの一つ。生きていたらまた来年お会いしたい、という発言の出たので、安心して来年まで過ごせそうです。まだまだ進化するおじさんたち、哀愁を手に入れてもっともっと私好みとなっていくので困ります。