永井するみ「グラニテ」

グラニテ
母親とその子どもが同じ人物を愛してしまう、とそれだけだとドロドロの愛憎を思い浮かべてしまいますが、実際はどうあれ描写としては核心を描かずさらりとしているような印象がありました。キーとなる映画の映像、演技については艶を出すことの難しさも感じつつ、単純にグラニテを食べたくなってしまいました。