佐川光晴「縮んだ愛」

縮んだ愛
障害児学級の教師というテーマがあって油断しきっていたため、終盤の展開には「ええ!」と単純に驚いてしまいました。明確な答えは出ないままに話は終わり、もやもやしたものが残ったのですが、そのもやもやさ加減も結構好きなので読了後に他の部分を思い出して考えて、そういうことになるのかもとニヤニヤする楽しみもありました。後味は良いものではありませんが、詳しい内容を全然知らずに読んだのでびっくりする面の方が大きかったです。