アナログフィッシュ「Fish Your Vibe! TOUR」

楽しいけれど決してそれだけではない、笑顔にもなるけれど一抹の不安を抱えたまま、またしてもかっとばされてしまいました。光は見えているもののまぶしすぎる太陽は苦手で、うねうねと色々なところをまわりまわって巡り巡ってつながる場所をたどっていく、そんな世界を描き続ける彼らのことが好きだなあ、と毎回思い知らされるような気がします。なぜだか浮かんだ言葉は2.5人称で、あんなに盛り上がる「ダンスホール」だって歌詞をよく見てみれば部屋で一人の風景が思い浮かぶのだし、空虚であっても彼らによって描かれる世界の不安定さとゆるぎなさをうらやましく思いました。