mothercoat「+birdless」

+birdless
もっとぐちゃぐちゃで解釈するのも難しいのかな、と身構えていたのですが、聞いてみたら一曲一曲違った印象を持つ音で、ポップではあるもののどろどろとしたものも漂っていました。さらさらと流れていきそうでひっかかりを覚える、耳障りが良さそうに思えても実は棘を含んでいる、突き抜けない痛点を感じました。散歩をして夜桜を見ながらぐるぐる聞いて、音に良いながら世界に吸い込まれなかったのは寒さの痛みがあったからかもしれません。