『ダージリン急行』*1

ユーモアはたっぷり散りばめられていたのですが個人的なツボにはまることはあまりなく、だからといって冷めた目で見ていたわけではなくて時々くすぐられて静かに腹筋を使いました。ゆるゆるでだらだらで、ちぐはぐな会話でもしっかりと視線は合っている、愛嬌のある駄目な男の人を描いたらピカ一でした。ここで終わるのかな、と思った瞬間がいくつもあるのにまだ旅は続いていって、最後にはちょっとした爽快感まで残っていました。