2007-10-29 ■ book 太陽の塔作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12/19メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 559回この商品を含むブログ (270件) を見るプロフィールを読んだことによる先入観があるのかもしれませんが、理系の人が書いた文章だなあという印象がありました。書きなれていないということではなく使われる表現も豊富で、妄想をつぎつぎと膨らませていったり男の人の滑稽さが描かれていたりしていたのですが、主人公のこともあって何となく理系っぽいイメージが出てきたのかもしれません。しょうもないようなことを言葉で飾り立てて憤慨してみせたり、その気負いを余裕を持って綴っているようで、世界に層が見えました。変態要素もあるのでイメージ的に曲世界だとおフジさんが似合いそうです。