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夏の曲がそろっていて季節はずれになってしまいましたが、ひとまわりして戻ってきた曽我部さんの甘い歌声は胃がもたれるほどの糖度ではなかったので、こんぺいとうのようにじわりと甘みが口の中を広がっていくようでした。少し前の体温の高い曲たちから再び肩の力が抜けたものになって、よりいっそう深みが出てきているように感じました。年を経るごとに出てくる味わい、これからも変わり続ける彼の音楽を聞くことができるのはとてもしあわせなことなのかもしれません。