猫町

猫町

「猫」
読んだのは違う出版社のものですが表紙の記憶が曖昧なのでとりあえずこちらを。もっと難解かと勝手に思い込んでいたのですが、自然と迷ってしまう様子や現実と妄想とが入り混じって混乱しながらも楽しんでしまうところなど、一つひとつの単語をころがしてみるのが楽しかったです。さらっとしながら不気味さもあって、白昼夢のような一瞬よぎる映像のことを思い出しました。
都合上現代仮名遣いになってしまってルビや表現も多少変わってしまっているようなのですが、原文があればそちらも読んでみたいです。