大きな熊が来る前に、おやすみ。

大きな熊が来る前に、おやすみ。

「熊」
久しぶりに読んだ島本さんの物語はするりと頭の中に入り込んできて、あっという間に風景を描いて去っていきました。等身大の日常は甘かったり苦かったりして、些細なことでも少し視点をずらせば重大事件に発展したり思いもしなかった記憶を掘り起こしたりする、そんな当たり前のこと。退屈なはずなのに充実している時のことを思い出してしまいました。