The Fall of Math

The Fall of Math

こういう系統としてはベタなのかもしれませんが、ベタなのにも弱い私としてはいくつもの旋律に翻弄されるのがとても心地良くて、音になぶられながらへなへなとへたりこんでしまいそうになりました。静と動が混ざって境界線が曖昧になっているところもあるのに、明確に線引きされてスパッと残像さえ断ち切られているような部分もあって、大雑把なのに繊細、優雅なのに粗野、両極端の世界を行ったり来たりしながらこういう音好きだなあ、と従順になってしまいました。