esquisse

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いけない、いくらパッと見で惹かれたといってもジャケ買いはいけない。ということでどんなものなのか内容を文でさらってみると、mama!milkアコーディオンを弾いている生駒祐子さんのソロ作品だと知って、いけないいけない、mama!milkにはバミリオンプレジャーナイトで使われた曲でノックアウトされたから聞いたら最後。ということで試聴するのをやめようと思ったものの、説明文を読んでいるとどうやらテイストが違う音楽のようなので、まあちらっとだけなら良いか、とスタートボタンを押してしまった時点で無意識に決心していたのでしょう。
オルゴールのような、鉄琴のような、金属をはじくやわらかな音がメロディーを奏でていて、それが郷愁を誘うような切ないものだったりするので、聞きながらうっとり、そしてしんみりしているうちに世界が一周していました。メインとなる旋律がナウシカの中で使われているようなもの、と自分のストックがないので表現が難しいのですが、半音使いがとても上手で、黒鍵好きとしては単音を耳でひろって今のはどの音だろうか、と考えるのも楽しかったです。美しくて切ない音を、今度は流星群を待ちながら聞いてみたくなりました。