一億百万光年先に住むウサギ

一億百万光年先に住むウサギ

「ウサギ」
題に寄り添ってウサギがキーワードとなっていたので一安心。とてもみずみずしい思春期ものの物語は、少し鮮やかすぎるかなという感もありましたがファンタジー要素も入れつつ現代的な設定もありつつすっきりとした読みごたえでした。少女の、少年に対する呼び方が「苗字+くん」→「名前+くん」→「名前」となるところがさりげなくて良かったです。装丁の絵を手がけたミヒャエル・ゾーヴァさんの作品についての本にも携わっていたり翻訳もされているようなので、図書館をくまなく探してみることにします。