瞬き

瞬き

一色さんの成長記。と言ってしまうと身も蓋もなくなってしまう気がしますが、後ろを向いて自分の足跡を辿って戻ってみたりもしながら時には向きを変えて横を見てみたり、前にあるものや先に見えるものに対して何かを思ってみたり、踏み出そうとしてみたり、一歩の重さがよくわかる曲でした。鋭さや切なさはライブで聞いた時の方がせまってくるものがありましたが、閉じ込められた音を感じながら次に向ける足がどこにあるのか想像をめぐらせてみました。そして一色さんの「タイムマシン」は一つの終わりを描く中で素直になれないままの自分が素直に存在していて、少年の横顔について思ってしまいました。