NEC presents SPACE SHOWER TV SOUND BREEZE

お世話になっております、スペシャさん。ということで招待されてゆりかもめを独り占めしつつZEPPまでのんびりと行ってきました。


DEPAPEPE
入ったらちょうど演奏中で、今回は座席つきだったのでほとんど最後列でもゆっくりと落ち着いて見ることができました。本当に心地が良くて、音に身を委ねたくなるギターの音に思わず目を閉じてしまって、思いのほかアルコールが強かったカシスソーダのせいか睡眠不足のせいか夢うつつ、なかなか激しい曲調のものもあったのに終始穏やかな気分でいられました。関西弁が英語を使ったときにも出ていたのが印象的。
閉じられた空間よりも屋外が良く似合っていて、風に吹かれながら体育座りして見たくなりました。昨年は他のものを選んでしまったので、是非またライジングサンで演奏してもらいたいです。


つじあやの
鮮やかな緑のロングスカート、遠めでも光を反射してキラリと光る眼鏡、そしてふんわりと歌い上げる声、これまた夢と現実の世界を行ったり来たりしていました。彼女の声は少女と女の中間点に位置しているようで、伸び上がる声にふっと自分の中の少女時代を思い出したりもしました。カバー曲も歌ってくれて、「年下の男の子」は彼女の声にぴったり。


押尾コータロー
名前しか聞いたことがなくて、転換中に流れるプロモを見たら弾き語り?でもギターずっと弾いてるからインストを一人でやっているのかな、と目をこすりながら考えていました。
実際の押尾さんはギター一本で演奏、歌はなくて楽器を歌わせていました。あまりに軽やかにギターを弾くものだから、本当に弾いているのかと疑ってしまうぐらい手が自然すぎて、様々な音を出していました。歌が無いのに飽きることはなくて、心地良くてまた眠りそうになりながらもじわじわと上がってきた会場の熱を感じました。


アンコールはDEPAPEPE+押尾さんで三人セッション、それからつじあやのさんも加わって「恋は桃色」を演奏、ここで中村一義のことを思い出しつつ頭をからっぽにしよう決めて、女の人の歌う優しい曲にゆらゆらとしていました。
椅子席で見るのは久しぶりで、ライブというよりもコンサートという感じで本当に穏やかな気持ちでいられました。特に前の列に途中から来た男の子二人とまだ若いお母さんが一緒になって手を叩いていたりして、それから仕事が終わって来たらしいお父さんがその隣に座ってみんなでとても楽しそうに揺れているのを見て、家族って良いものなのだなあとほほえましくもしみじみしてしまいました。