■

SONGS 30th Anniversary Edition

DAISUKI!という以外は、郷愁を感じながらもまったく古くさくない音楽ばかりでこれが三十年以上も前の曲だとは思えないぐらい、今聞いても素直に馴染んでくるものばかりでした。山下さんと大貫さんの声がそれぞれに独自の世界をつくりだしていて、楽器も軽やかでありながら分厚い部分があって聞き流してしまいそうなのにふと口ずさんでしまうような、アルコールほどではないけれどカフェインぐらいの中毒なイメージがありました。春先によく似合う、スカートをひるがえしながら軽やかなステップを踏みたくなるようなやわらかな気持ちになりたい時にまた聞くことでしょう。