ランクヘッド「HEIWA REAL BEAT」スペシャルライブ

起きたら三時、家を出ようと思っていた時刻が三時半で慌てて準備。結局開場時間をすぎてから到着して、お客さんの入りはロストの時よりちょっと少ないかなという感じでした。今回からアンケートを取っているようで、答えたらニッポン放送のボールペンとシャープペンをもらえました。
この前彼らの音源を聞いていて、好みの要素はあるし気に入るはずなのに他のバンドのことを思い出してしまって駄目だなあ、と感じた部分がありました。それが今回実際にライブで見られる機会を得られたのでどう変わるのかと期待と心配を織り交ぜつつ待っていたのですが、最初のうちは違和感を拭えずにじっと曲に聞き入っていました。
ずっとレコーディングをしていて今年入って初めてのライブだということもあって、最初はかたいように見えましたが段々熱を帯びてきて、聞かせる曲を続けざまに演奏して、でもうーんうーんと考え込んでしまう部分もありました。一回MCで触れつつもスルーして別の新曲のカップリング「ふたり」を披露してくれたり、そのA面の曲を渋谷さんが絶賛していたので気になりつつも、考え込んでいた部分が一掃されたのが、「カナリアボックス」でした。小高さんが、この曲に関して最近変わったねとか言われることがあるけれど、別に何も変わっていなくて、そうじゃなくて気づいただけ。歌った向こうにあなたたちがいるということに気づいただけ、というようなことを言って曲が始まって、そうか自我の目覚めみたいなものかと思いながら、ストレートなメッセージをダイレクトに受け止めました。よくよく考えてみれば彼らも同年代で、色々葛藤もあるよなあ、としみじみしつつ「僕らのうた」の全員大合唱部分ではぐらっとくる部分がありました。
アンコールはありませんでしたが一時間以上の内容で、毎回思うのですがこれが無料だなんて申し訳ないぐらいたっぷりとしたものでした。ああ、私もやらなきゃなあと思った二月中旬、ツタヤに寄ってぼんやりしながら歩いて帰りました。