□□□ new album 『FANFARE』 release Live

この日は行きたいライブがたくさんあって、チケが発売されてもしばらくどれに行こうか迷っていたのですが、フリーライブで見て良かったのと何かのはじまりを見てみたいという気持ちが強くなって、□□□を選ぶことにしました。
お客さんの男女比は半々ぐらい。10分押しぐらいで始まる頃にはフロア、というよりも一段上がった後ろのところがぎゅうぎゅうで不自然な姿勢で立っていました。
しょっぱなから被り物をした二人が出てきて「Twilight Race」を歌っていると思ったら、袖からボーカルの二人が「歌ってたのはこっちでした」と言ってラップを続けてみたり、音源を聞いている時にやけに古臭いアイドルっぽいなあと思っていた「雨のち Fall in Love」ではそれ風に変身した大木さんがテレ一切なしで本気で振り付けつきで歌って踊ってしまったり、その後に披露されたのがインスト曲はライブでやらないだろうなあと思っていた「この世界」だったりして、世界がくるくると変わる。ポップで入り込みやすい曲もコーラスやホーンを入れた曲もDJを入れた曲も演奏する楽器を変えての曲も、本当に様々なものを贅沢に披露してくれて、個人的には「I Know Inotch」や「To The Sea」を聞けたことがとても嬉しかったです。何よりインスト曲をきっちりと演奏してくれたことが嬉しくて、二回目のアンコールでは全員上半身裸(大木さんはビキニ)で登場して最後は「2-1-2」で締めて、その終わり方が格好良くて、誰も歌っていないのに楽器それぞれが立っていてまんべんなくメンバーのことを見回していました。
悪く言えばお客さんの誰かが評していたように、学園祭的なもので、演奏は決して上手でプレイで見せるというわけではありませんでしたが、ステージ上から伝わってくる熱気がすごくて、観客の盛り上がりが絶好調というわけでもないのに汗を結構かいてしまいました。

もっとレポっぽいことを書いておくと、「Twilight Race」で三浦さんが「あ、俺の声が聞こえないっす、俺の声が」と言っているところはヘッドフォンをして歌っている時に自分の声が聞こえないと思って焦って言った部分で、歌ではなく素だったらしいです。エンジニアの人がそれを入れないとやらないと言ったのでそのまま入ることになったみたいなのですが、何のことだろうと思いつつもリズムに乗っているように聞こえたのでまさか普通に言っているとは思いませんでした。
そんなこんなでライブを見て余計に好きになってしまって、大木さんのアイドルパワーにも見事にやられてしまって、眼鏡ギターの篠山さんの若手芸人風なところにも目を奪われてしまって、さあたいへん。とがっていて冷めているのかと思いきやラストにものすごく激しくなってくるって回りながらドラムを叩いていた三浦さんがソウルセットネタみたいなものをちらっと言っていたところにも反応してしまいました。東京ナンバーワンほろ酔いセット。change my mind、そういうわけでこれを書いている12月29日はソウルセットのライブがあります。準備してそろそろ出かけないと。