昨夜のライブのことを思い返しながら、ロストの曲をぐるぐると聴いていました。最初の頃は音源を聴いていて、海北さんの声のぎりぎり具合にドキドキハラハラしてしまって、歌詞よりもまずそこに注目してしまったのですが、日曜のライブではそんな心配をする必要などありませんでした。とてものびのびしていて、高音部分も綺麗で、それだけにすっと歌詞も楽器の音も入り込んでくる感じ。二階席の後ろの方だったのですが、距離のことなど関係ないぐらい響いて、届いてくるものがありました。
何度言っても飽きないぐらい、断言できます。行って良かった。本当に良かった。
また、ライブに行って「時計」の中ではあんまり、と思っていた「サンカク」がその日の行きの情景のこともあって、実際に聞いてみたらかなり良くて一気に好きな曲となりました。家に着くまでの最後の、直線の道でいつも自転車に乗りながら空を見上げているので、オリオン座ぐらいしかわからなくてもあの曲のことを思い出すことでしょう。
サプライズ要素もあった「昨日の事」ではちょっとした疑問があって、まだもやもやしています。曲の最初の方からストリングスの音が聞こえてきて、ぼんやりと「最近のシンセはこんな綺麗な音も出るようになったんだ、すごいなあ」と思っていたのですが、あれは鍵盤から鳴らされた音なのか幕の向こうで実際に鳴らされていた音なのか、それが非常に気になっています。