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アイデン & ティティ [DVD]

バンド、音楽、夢、現実。それぞれを語ってしまうと思い出話に花が咲いてしまうのでまだ上手くまとめられそうもありません。見ながらずっと思い出していたのは、高校時代に一緒のバンドを組んでいた子が大学に入って新たにバンドを始めて、そこで割と好評を得てインディーズでＣＤを出して、そこそこ有名なバンドと対バンを組んでいて順調なのだろうなと思っていたら、卒業後偶然渋谷で会ってお茶をした時にぽろぽろと涙を流して多くを語らずに大人ってきたない、というようなことを言われたことでした。彼女に何が起こったのか私にはわからないし、話してくれたところでその気持ちを完全に理解することなんてできないでしょう。放課後にじゃれあいながら練習したことや、一緒に下北のライブハウスでお目当てのバンドからチケットを買ったりしたことを思い出して、切なくなりました。
偶然会った時にはリクルートスーツを着ていた彼女は今、何をやっているのでしょう。