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ウィンタースリーパー [DVD]

赤、緑、青、黄色？　登場人物ごとにイメージ色が設定してあって、オープニングのところで既に見え隠れしていました。身につけるものから部屋までそれぞれの色があしらわれていて、雪の町を舞台にしているので白に原色がとても映えて見えました。
借りて予想した時点ではミステリー系だったのですが、謎解きの要素はあまりなく、心象的なものが多かったように思います。気づかないけれどつながっている関係や、それぞれにわがままなところなど、現実を切り取るのが上手い監督だなあという印象でした。『ラン・ローラ・ラン』で見せたような突拍子のなさはなくて、すんなりと見ることができました。雪景色などの映像美はそのままで、ストーリーを追うというよりも関係性や色彩を楽しむ作品なのかもしれません。