「TOKYO No.1 SOUL SET NEW ALBUM RELEASE PARTY」

さほどサッカーに対する情熱もない私は、フロアに座り込みながら床に落ちているタバコを見つめたり他の人の会話に耳を傾けたり7UPを味わったりして、なんだかよくわからない状況にありつつもそれなりに楽しんでいました。アルコールが入ればもっと高揚した気分で楽しめたのかもしれないな、と後になって気づいても遅かったです。
ライブでは、出来上がっているらしいビッケとやたらと話す俊美さんと目で語る川辺さんが見られて、たどたどしいながらもほほえましいMCをみんなで見守っているようなやわらかい雰囲気が心地よかったです。絶対はないけれど、ずっと続けていくという言葉が聞けてにんまりと笑ってしまいました。
生で聞くのは昨年のリキッドルーム以来で、お腹に来るような低音と、伸び上がる利美さんの声と、ビッケの独特のリズムが頭の中に入り込んで考える余地さえ与えてくれませんでした。ゆらゆらとしながら、ライジングサンへの思いがどんどんと強まる始末。明日が休みならばその後のにも行きたかったのですが、素面でもあったのでブレーキをかけることができました。
そして帰りに渋谷のタワレコに寄って、予約していた「OUTSET」を引き取ろうとすると店内でちょうどソウルセットがかかっていて、まだ知らなかった曲が体に染み込んでいくのを感じました。ディスクマンの私は帰りの電車でアルバムを味わい、家に帰ってから歌詞カードをじっくりと読みました。変わっていないようで変わっている曲調、今を映すような言葉と繰り返し。中学生の時に聞いて受けたようなインパクトはもう味わえないだろうな、という気持ちはあっても、じわじわと染みるような楽しみ方を覚えたので、野音までじっくりこのアルバムを聞き込もうと思います。ライジングサン以外のフェスに出るのかも、and moreの文字で気になっているところ。