『バッド・エデュケーション』(→)

whose1005-05-25

ガルシアが女装している姿がなぜかヘドウィグの姿と重なって、美形の男の人が女の人になろうとすると似てしまうものなのか、という疑問が一つ。
言葉で表現するのが難しい関係や感情を映像で描いている作品でした。幾重にも折り重なってひね曲がっているので、難解な話にも思えますが、監督が伝えたいことは昔から変わっていないような気もしました。
綺麗で澄み切った愛より、もがき苦しみ倒錯しながらも相手を求めてしまうという愛の方が人間味のあるもので、苦くて痛々しいものであっても目をそむけずちゃんと見てやろうという気持ちになりました。理由はわからないのですが、最後に迫ってきた文字を見た時に鳥肌が立ってしまいました。