「コーヒー&シガレッツ」(→)

whose1005-04-30

早起きをしたせいで眠いのに、せっかく出かけたのだからと朝からあいているチケット屋を探して歩いて、二件目でやっと前売り券を手に入れられてぎりぎりの時間で鑑賞しました。リラックスムービーと銘打っているだけあって、のんびり気負わず見られる内容で、途中リラックスしすぎて意識がとびかけたりもしましたが、ぬるい感じがとても心地よかったです。
コーヒーに関しては幼いころからずっと飲んでいて、一日最低一杯飲まないと苛々してくるぐらいカフェイン中毒なのですが、煙草に関しては一度吸ってしまったらコーヒー以上に逃れられなくなるだろうと自覚しているだけに敬遠しています。でもこの作品を見ながら、二つの味わい方を知っていたらもっともっと楽しめるのだろうなあとうらやましくもなりました。映画では煙草とセットにされるのはお酒なことが多いのですが、ここではコーヒー。構図も会話をしている人々を少し引いた位置から映していたり、上からテーブルに載っているコーヒーカップの姿を見せたりしていて、上からのものが好きな私にとってパンフレットで全部が載せられているページがあって(右上の画像のものです)ありがたかったです。
ゆったりと流れる時間と、そこで会話する人々の関係性はさまざま。コーヒーみたいに少し苦い内容もあって、大人であればあるほど味わえるものではないかな、という印象を持ちました。ちょっとした関係性があったり出演者が実は有名人だったり、ひそかな楽しみ方もあるようです。何にしろ、シガレッツの誘惑にやられてしまいそうでした。歳を重ねてからまた見たい作品です。