「アリス」 in kyoto

京都でのアリス最終日。無事終了しました。家に帰ってからまた付け足すつもりですが、忘れないようにメモメモ。ひとつ、あまりに衝撃が強すぎることがあったので、しばらく脳裏から離れてくれそうもありません。



・バニー部
結構遊びがありました。下ネタ全開でガハハガハハと笑っていたように思います。舌を出して指をなめるところは例によって悲鳴が上がっていました。二回目の「いわば」が「いわば財団だ」になっていました。さかってる?関連で、「調べてあげよっか?」と衝撃発言を!
ライトをピカピカさせて援軍を呼ぶところ、いつもより長く長くやっていたと思ったらつけたり消したり……何かの暗号?かと思っていたら素に近い声で「これわかる人いますか?」と言ってたぶん手をあげた人がいたのか「おおわかりますか」というような反応をした後、「SOSです」と教えてくれました。細かいです。


・働かせてください
もしかしたら違うところかもしれませんが、幕間で使った箱を音楽にあわせてゆっくりしたり止まってみたり、小林さんが遊んでいました。前日初めて見たのは、片桐さんがかぶりものをして登場する時に、これまたリズムに合わせて踊りながら位置についていました。
そして小林さんが片桐さんを操っているかのように二人で一緒に踊るところがあるのですが、今回はずいぶんと遊びが入っていて、最後の方は両手をグーにして下に向け、足を広げて踊るという「LLブラザーズ?」と思わせるようなものまで入っていて、小林さんが何のコーナーだと言っているのもわかるほど別物になっていました。
あと、最終日にはなかったのですが前日の夜公演時には、このコントだけではなく世代ネタがいくつか入っていたように思います。残念なことにその単語を聞き取れず反応もできなかったので、詳しくはわかりません。


・ヒデとレイコ
め、め、メタモルフォーゼが! どうしましょう、私どうやって反応して良いのかわからない、思春期だから! と大笑いしながらもまだあの光景が頭に残っています。
メタモルフォーゼをする時、二人はゆっくりとした声で「むぅぇたむぉるふぅぉーぅぜ」と言いながら動いているのですが、今回、その声が終わった後ぐらいに、レイコがまっすぐになって仁王立ち?になっているヒデの……その、まあ直接的に言ってしまいますが、股間のところに、ね、合体して、それでレイコがパワーアップしたのですよ。パワーアップって何? という質問はナシの方向で。
そこまで直接的なシモを生で見たのは初めてだったので、「うわあ」と驚きつつも爆笑してました。馬鹿だ、馬鹿すぎる! そしてメタモルフォーゼ後、できたなと言うヒデに対しうつむいてひたすら首を振るレイコの背後霊。そんなに恥ずかしければやらなければいいのにと思いつつ、何これは羞恥プレイ……?という感想も。
いかんせんその衝撃が大きすぎて、他のところが記憶から押し出されてしまいました。


・不思議の国
順番違ってますがごめんなさい。私が前見た時からの変更されたかなと思ったところをメモしてます。

北海道で先にキャッチフレーズを言ったと思ったら、「今のがキャッチフレーズなわけで」と純風に。
博多明太子のレコードをさしてこんなの歌うのはなぎら健一かダブルユーぐらい。
あわおどりおやどり、二回目を小林さんがやろうとするも片桐さんは一切乗らず、しばらく経って小林さん後ろの壁に激突。
香川のキャッチフレーズを披露後、「役所がボケてたらいじりようがないじゃーん。作家冥利につきないよ」そして最後に「いいけどね」
東京都庁はスタンガン。
贅沢のサンジュウ。食後の鈴鹿サーキット三週、伊勢神宮行ったんだ先週。
鳥取で蟻地獄のような鳥地獄みたいなものにひっかかってしまった鳥、飛んでいった後に泣きそうな顔をしてしばし黙る。けれど結局泣けずに「そう簡単に泣けないものなんだね」というような発言後、「ハンギンゼア自分」
沖縄ではセメントの犬の歌を最初は民謡の女の人っぽく、それから男の人っぽくして最後はブーム風。


・エンドトーク
二回目挨拶時にレイコを持って登場。息が合ってきたと言って今ならチャッピー(マギーさんの)だってできるという発言を小林さんがして、いったん話が終わりかけたのですが片桐さんが「じゃあやって」と言って「今話終わったじゃーん」という会話。はける時にエサをやる仕草をサービス。
三回目、その前の時に立ち見の方のみスタンディングオベーションを、という言葉を受けてか今度は全員でスタンディングオベーション。結構長く、小林さんの指揮のもとみんなで万歳三唱。スタンディングオベーションについては実はどうかなっていう気持ちも半分あったのですが、それを利用して万歳なんてしたものだから、会場全体が一体となったかのようでやばいくらい楽しかったです。席につく観客に「そんなものはニセモノの達成感だ。ここに立ってみろ」
そしてその後の小林さんの発言、とても真摯なものでぐっときてしまいました。ふざけているのに時々こういう発言をするから、不意をつかれてしまいます。
拍手をもらっている時、いつも小林さんは深呼吸をするのだそうです。そしてその時の空気は何よりもおいしいのだそうです。けれど打ち上げのビールには負ける、となって話が変わってしまいましたが、今度から拍手をしている時は彼の呼吸を見てみよう、と思いました。
それから風呂上りのビールを飲み終わった時の「いい顔」をお互いに披露することになり、京都トークへ。片桐さんは万博公園太陽の塔を見に行ったそうです。大きさについてなんとかとイデオンの間と言っていましたが聞き逃してしまいました。
小林さんは太秦へ行ったそうで、忍者を見てきたと言っていました。それから時代劇に出たい片桐さんの話になり、鬼平犯科帳はもう終わっちゃったので必殺仕事人の方で。刀を脇にさしているのだけれどその刀は相手側を向いてむきだしになっているから、ぐさっと刺せる。というような会話をしていました。


同じ公演を見ていた方の感想*1を読みつつ、あああの空気を味わいたくて私は劇場へと足を運んでしまうのだなあと実感。楽しくて楽しくてずっと笑っているのに、終わるにつれて少し切なくなってしまうのは、何という感情なのでしょうか。大好きな京都で大好きなラーメンズを桜の季節に見られるのはとてもとてもしあわせなこと、だから余計に「今」がもったいなくなってしまったのかもしれません。贅沢だと知っているからこそ、手放したくなくなるのでしょう。するすると記憶から抜けていくアリスをつなぎとめておきたくて必死にメモしてみましたが、やっぱり生で見た時の感情は上手く書き表せないみたいです。