『オーシャンズ12』（→）

初めての六本木ヒルズに足を踏み入れて、試写会場へ。レッドカーペットがあって、出演者が来場していたのですが、舞台挨拶があるわけではなくレッドカーペットは専用の招待状が必要だったので歓声しか聞こえませんでした。前作を見ていない状態のまま、全席指定のためかなり前の方で観賞。
以下多少のネタバレ。

前作を知らなくても話はわかるようになっていて、音楽も格好良いしキャストも豪華だし展開も上手いし、それなりに楽しめる作品ではあった。どうしてもひねくれぎみに見てしまうのは仕方がないかもしれない。最後に一応どんでん返しとなるところもあったし、観客を裏切る良い演出ではないかと思う。テンポも良くぽんぽんと話が進んでいくのだけれど、ちょっと腑に落ちなかったりもした。
これはひねくれているからこそ思うことなのかもしれないけれど、もし本作品をイギリスあたりで、あまり有名ではない俳優を使って、音楽も有名ではないバンドが担当して、新進気鋭の監督が撮っていたのなら、日本でもミニシアターで上映されて話題になり、評判も上々なものではないか、と考えてしまった。キャストが豪華すぎるせいで、なんだかもったいないような気がしてしまったからなのかもしれない。
数日後に前作をテレビで放映していたけれど、ビデオに録画したまま、まだ見ていない。この作品、決してつまらないわけでもないしボロくそに言うほどでもない、けれどどこか物足りなく感じてしまった。