ブルースナイト「ライトニング・イン・ア・ボトル」(→)

スペシャのモバイルから応募をしていたら、運良く当たったこのライブ。4000円以上するのに招かれてしまって良いのだろうかと思うぐらい濃く、素晴らしすぎる内容でした。出演したどのバンドも好きになってしまうという魔法にもかかってしまいました。
デキシード・ザ・エモンズは名前だけ聞いたことがあって、面白い名前だな程度にしか思っていなかったのですが聞いてびっくり見てびっくり、パフォーマンスでひきつけられて曲もまた好きなもので、2月に行われるライブにも行きたくなってしまいました。cutman-boocheは淡々としながらも内に熱いものを秘めていて、ボーカルの声がずるいぐらいに魅力的。TUCKERのパフォーマンスははじけきっていて、音をサンプリングして重ねていって、時には外して踊りまくって、一度にたくさんのものを味わったような気がしました。スクービードゥーはもっとライブを見たいと思っていたので、大満足。しかも今までにないぐらいソウルフルで、ライブ中バーカウンターにビール取りに行って客にあげたり、最前列の女の子の一人に白いスーツジャケットをかけてあげて甘い言葉を降らせてみたり、それを斜に構えて見るのも良いけど楽しまなきゃ損だ!と思わせてくれるパフォーマンスでした。そして最後の吾妻光良 & The Swinging Boppers、おじ様たちが素敵過ぎて何と言って良いのやらわかりません。ブルースとはこういうものなのか、と見せ付けてくれました。アルコールを多分に含んだ状態で、それもまた良いエッセンスになっていて、ブギの曲をたくさん演奏していたのですが、みんなで楽しく揺れていました。曲をやる前に歌詞の和訳をさらっと教えてくれたので、どんなことを歌っているのかよくわかり、「英語だから格好よさげなこと言ってるように聞こえるけど実際はそんなんでもないじゃないか」と格好悪いことを思ってしまうほどでした。
招待されなければきっと行かなかったライブ、でも行ってみたら期待以上のもので感謝することしきりです。誘った友達も気に入ってくれたみたいで、私までうれしくなってしまいました。やはり生で見てこそ、なのかもしれません。