エレキコミック第12回発表会「ソーイング」

目に入るなり、コンピアルバムを購入。このためにお札を大事に取っておいたと思っても過言ではなくて、パーカーのかわいさにもやられそうになりましたが、首を何度も振ってあきらめました。でも今になって買わなかったことを後悔しています。
エレキのライブに行くのは「ノースリーブ」に続いて二回目で、実は前回ちょっと合わないかもと思っていたので心配していた部分もあったのですが、今回、二時間が本当にあっという間に感じられるほど楽しく、唇がかっさかさになるぐらい笑ってしまいました。くだらないけど面白い、けれどくだらなさの中にはそれぞれちょっとずつ切なさや苦さが混じっていて、苦笑ではないのですが、大笑いをしつつもちくりと刺されるような部分もありました。そう、まさにソーイング!でした。
前回のと少し関連性のあるものもあって、私は最終日しか見ていないので他の回がどのようになっていたのかはわからないのですが、さくらんぼが何度もかかってサービスをしてくれたことが嬉しく、最後だからとおまけしてくれたことや必死の形相の神父さんをみながら涙を流して笑っていました。そして今、神父さんと新婦さんが同じ発音だったことに気がつき、もしかしたら途中自分は混同していたのではないかという疑惑もわきあがってきました。
生だからこその魅力、息遣いさえも聞こえる距離だからこそ見えること、ライブを見に行くことに一年前は気後れしていたのですが、今は何かが作り出されるその「場」に居合わせたいと思うようになりました。CDやDVDは繰り返せば何度でも同じものを聞けますが、ライブは毎回違っていて、二度と見られないかもしれないからこそ見る方も集中し、適度な緊張感を保っていられるもかもしれません。