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幻想の魔術師カレル・ゼマン クラバート [VHS]

この世で一番強い魔法は愛。不気味なタッチの絵で、話としてもメルヘンなのにメルヘンではない、本来のグリム童話に近いものなのに、言っていることは至ってシンプル。独特な色使いに目をひかれ、カレル・ゼマンの作品を見たのがこれで二つ目なのですが、やっぱり好みだと再確認。今のところ渋谷のツタヤでしか見かけていないので、再び半額レンタルをやったら他の作品も借りてこようと思います。ちなみに初めて見た作品は『狂気のクロニクル』で、こちらは実写とアニメーションが混ざり合っていて、かなり、かなり私好みなものでした。無邪気という名の邪気、無欲という名の欲、単純でありながらがんじがらめに絡めとられていて、余裕があったら全集をあつめてしまいたいくらいです。