アナログフィッシュ「Life Goes On」

Life Goes On
手に入れるまで一騒動がありました。フラゲをせず発売日に池袋のユニオンへ行ったら売り切れで、おそらく東京には残っていまいと諦めて、願いをかけつつ次の日に北浦和のユニオンへ自転車をかっ飛ばして行ったら見事に一枚だけありました。ありがとう僻地!
アナログの音についてというより、そこから感じたことについての方が強く印象に残っていてあまり曲とは関係の無いことなので、とりあえず閉じます。
過去から現在、そして未来へと投げかける目線が変遷していって、見ると同時に認めていっているような感覚がアナログの下岡さんの曲にはあったのですが、私自身はやっと現在までやってきた状況だったので「NOW」が一番しっくり来ました。特典としてライブ版の「平行」を聞けたので満足するところもありつつ、まだ明日へと目を向けるのに準備が必要なのは、一年ぐらい「老いる」ということについて考えているからなのかもしれません。昨日できなかったことが今日できるようになること、それはつまり今までできたことが次の日にはできなくなる時も必ずやってくるということ。成長して維持して、そこから衰退していく繋がりについて考えてしまい、ゆるやかに下がり続けるものについてぼんやりと思い浮かべてしまいました。私にはまだまだ時間が必要なようで、先のことまできちんと目を向けられなくても、向き合えるようになっても、傍らにはアナログの音が流れていることでしょう。
下岡さんとは反対に佐々木さんの方は、ライブでも感じたのですが、ストレートさが本当にストレートに伝わってきて、素直に「良い!」と言ってしまえるほどのエネルギーが込められていました。腕を大きくふって歩いて上向き加減に歩きたくなるぐらいの力強さを持っているので、恥ずかしがっている場合ではありませんでした。
しばらくライブに行けないので、音源をぐるぐると回して、ライブ欲が高まりすぎたらDVDを見て何とかやりすごすしかありません。