LIVE DI:GA JUDGEMENT2009 MARUYAMA

昨日でライブおさめだったはずなのですが、ちょうど渋谷へ行く予定があってちょうどメレンゲが渋谷でライブをするということで我慢できませんでした。かなりの長丁場、途中から参加したのですがさすがにへとへとです。ただこのまま眠ってしまうと気持ちがリセットされてしまいそうなので、一言メモをしつつメレンゲについては感じたことをだらだらと記しておくことにします。


・高橋優→女の人かと思ったらメガネ男子でポップ!
ghostnote→久しぶりに聞いても心地よい、透明感のある声。
・REAL REACH→イベントの中では異色な感じでしたがMCがテンポ良くて楽しかったです。
・フィルハーモユニーク→五郎川さんの声は色っぽいけれど、毒っ毛がなくなってさらさら流れてしまいそう。
FoZZtone→曲にバリエーションが結構あるものの、最初のものが好み。
Good Dog Happy Men→ドラムがひとつしかない違和感と、うすれてしまった一体感と世界観。
TRIPLANE→びっくりするぐらい、ステージの完成度が高いこと!
・BLACK BORDERS→MCが楽しい、そして川西さんが話してくれたタモさんエピソードが素敵!(当時タモリさんの家の近くに住んでいた川西さん。ユニコーンでMステに出ることが決まって、それまで出したアルバムを週に一枚タモさんの家のポストに入れていて、実際に会った時に「あれ僕なんですよ」と言ったらタモリさんはちゃんとアルバムを聞いてくれていた、という話)
・シュノーケル→変わらず若い見た目の三人、活動休止前ということもあってか切なさと切実さが増しぎみ。

演奏時間は25分、転換が15分ということになっていて、4〜5曲ぐらいで終わりだったので慌ただしい印象が強かったです。EASTだとサブステージがあるので交互に演奏していける良さがあるのですが、WESTは一つしかないため転換時間が短かったとはいえもったいないような気がしました。トリのメレンゲが始まったのが十時ぐらい、ちょっとずつおしたので最終的には一時間ぐらい伸びていたようです。

メレンゲ
セッティング中に流れていた音楽が、なぜかこの時だけ「戦場のメリークリスマス」で静謐でした。帽子をかぶった人をよく見たら、皆川さん! ステージからはけることなく音合わせをした流れのまま、はじまりました。
雰囲気たっぷりの中動き出した「スターライト」は音がだんだんと重なっていってクボさんの声が伸び上がっていき、照明もそれに合わせるようにきらめいて幻想的な空間を作り上げていました。見ている間ずっと鳥肌が立っていて、音の世界にくるまれるような感覚がありました。この曲を体感できたというだけでも、満足でした。
最近の曲が中心だったのですが、クボさんの声がおそろしいぐらいに出ていました。演奏も気迫がこもっていて、でも厳しいというわけではなくやわらかなぬくもりのある、大きなものにつつまれるような感じ。新しめのものだと曲名をいまいち把握できていないので音だけで判断するしかなく、記憶力のない自分を呪いながらもステージから発される音をしっかり受け止めていたら、タイトルもわかる曲が流れてきました。「願い事」、この時もクボさんの声が響いて痛いぐらい突き刺さってきて、MCで多くは語らなかったのですが伝わってくるものがありました。
確かこの曲の前にアンプが壊れてギターからはあまり聞くことのない奇妙な音が流れてきたのですが、それについて後で「誰かがイタズラしたのかな」とクボさんが言っていて、有り得そうなだけにちょっと笑ってしまいました。今日のライブの雰囲気、というかステージだけではなくフロアにも緊張感がただよっていていつもと違うような感じがあったのですが、メレンゲメレンゲとして全力で演奏していて、言葉は少なくても彼らが音に込めた思いはそれぞれ届いていたように思います。
アンコールで披露されたのは「ユキノミチ」で、これも声がこれでもかというほどにギリギリのラインで出ていて、皆川さんマジックによって音にもキラキラしたものが散りばめられていました。言葉にできないもどかしい感情がいくつも生まれて、今年最後のライブがメレンゲで良かった、今の彼らを見ることができて良かった、と感謝しか出てこなかったです。ありがとうありがとう、これからもたくさんの景色を見せてください。