散歩日和。都市方面ではなく緑を求めて歩いて、住宅街を見つけて興奮しつつもっと奥へ。自分の中の地図の記憶を頼りに田園を抜けていったらゴルフ場、避けて行ったら大きな公園に沿ったサイクリングロードがありました。くもりぎみだったので犬のやけどの心配はなかったのですが、私も犬もへとへとで、これ以上歩きたくないと思っているのに休む場所もなく、シャー、シャーと爽快そうな音をたてて抜き去っていく自転車をうらめしそうな目でみつつ、この歳で迷子だなんて! いくら迷子について考えていたからって地元で迷うなんて恥ずかしい、恥ずかしい、でもはやく帰りたい……とくじけて携帯を取り出し、GPS機能はなくても現在地はわかるので調べてみたら、とりあえずで曲がった道で合っていたことがわかり、もしあのまま突き進んでいたら違う市にまで到達してしまうところでした。疲れきった身体を家まで持ち帰ったのは出発してから約四時間後、その間口にしたのはお茶のみでした。スピードが出なかったので歩数は25000歩ぐらい。なんとドラクエのすれ違いは驚異の0人!


無事医者となった幼馴染みとの予定も疲れによる眠気で遅れてしまい、近況報告をしながら変わらない関係を確認。ドライブしようぜということで、散歩コースに入っているためちっともなつかしくない通学路を通ったりしつているうちに嫌な予感がして、まさかこっちの方って……という心配がどんぴしゃ、昼に苦行となっていた場所をなぞるように車で走り抜けていました。歩くのがどれだけ大変だったのか力説すると、じゃあ行ってみようとサイクリングロードぎりぎりの場所まで行き、自分がどれだけ迷っていたのかがよくわかりました。