第22回モールスまつり

前日のYOMOYAワンマンへもろもろ終わらなくて行けなくて気力半減していた上に、ここしばらくのものぐさが発動してあやうく途中入場するところでしたが、乗り継ぎが上手く行って開演前に着けて、雨にもほとんど降られなかったことに感謝感謝。


アナログフィッシュ
不意打ちをくらった入場SE、不意打ちを食らいまくりの選曲、わかっていながら鳥肌が立ってしまった「平行」。あの鍵盤のイントロを聞いた瞬間に全身がぞぞわっとなって思考を停止したいのか動かしたいのかわからなくなってしまいました。
ビッツくんのドラムが「平行」という曲にぴったりで、あの四人だからこそ作り出せた世界で、聞いている間に浮かんだ単語が「低空飛行」でした。重みのある……というとちょっと違う感じがして、重みではなく重力のある、地球の中心に引っ張られるような、這う、あるいは地面ギリギリを飛んでいるようなイメージがありました。鍵盤とのかけあいで跳ねるようなところがあっても映像の中の視線は低めで、高速で移動しているのにある一瞬でピタッと止まるようなところもあって、理由のわからない思いで満ちてしまいそうになりました。
初めてAXで見て聞いて引き込まれてしまって今回翻弄されることはなかったものの別の景色が見えそうな予感がした「バタフライ」も、聞くたびに曲の持つ世界に取り込まれそうになる「夕暮れ」も、圧倒的に叩きのめされそうになる「世界のエンドロール」も、一つ一つの曲について感じたことをいちいち記しておきたいですが我慢しておきます。とにかく今はライブでしか聞くことのできない「平行」の魔力にやられてしまって、中毒になりそうです。



group_inou
久しぶりのinou、見たかった! 前よりもパフォーマンスの過激度は低めになっていたせいかとっつきやすくなっていて、歌詞が全然分からなくても生音でなくても、そんなこと全然気にならないぐらい楽しませてくれました。わけわからないけれど楽しい、わけわからないから楽しい、たぶんずっと口を開けたまま動いていました。動き回るcpさんを見ていて浮かんだ単語といえば、「徘徊」でした。今度は野外でもっと大人数なところで……できればフェスで見たいです。


moools
自由の国の人だ……とMCも含めてボーカルの酒井さんばかり見ていたのですが、しばらくすると気になってきたのはベース音、ギターが入ったり入らなかったりするのでメロディーとして響くのがベースだけだったりして、おまけに指弾きで動きもなめらか! なかなか真似できない世界観の曲の内容に意識が向かいながらも結局はベースを見てしまいました。


nestを出たら雨はやみぎみで、後から聞くとライブを見ていた時に相当な大雨だったらしいのですが、そんなこととはつゆ知らず、凝縮された空間で音をひたすら味わう贅沢をしていました。アナログに関してQueは我慢するつもりだったものの……いや、我慢我慢、がまんします。