CINRA presents exPoP!!!!! vol. 23

間に合うと良いなーと願っていたらしわ寄せが明日へとずれたので、またしても「明日の神話」を遠まわりして酩酊させられてからnestへと向かいました。今回のexPoPは変拍子祭りで、感覚で味わうものが多かったので一口メモのみ。



俺はこんなもんじゃない
リズム感がまるでない私であっても、変拍子なのに不思議とのりやすく、身を委ねる心地よさがありました。3/10にも六本木デラックスのフリーイベントに参加するらしいのですが、終演時間が深夜2時というのが悩みどころ。


OVAM
ギターとベースとドラムで形成される音たちは、いかにも、という種類なのかもしれませんが、その最初の一音から持っていかれてしまった場合、なすすべもなく引き込まれるしかありませんでした。この音が好みだ、と思ったが最後、紡がれてつながれていく二つのギターのかけあいを楽しんで、陰と陽の二つの轟音をまた味わいたくなりました。


nenem
今回のバンドのどれもが格好良さを持っていたのですが、こちらはスタイリッシュさも持ち合わせていて、何しろVJつきなのでイメージを刺激されて刺激されて、シルエットが浮かび上がる様にもしびれました。


SOUR
やっと、念願の、生、SOUR! とテンションを上げきってしまったのが悪かったのかもしれません。期待し過ぎたせいか、あるいは調子がよろしくなかったせいか、生で聞くと演奏に対して声がちょっと弱いかな、打ち消されてしまっているかな、という部分がありました。ただ三人のキャラがバラバラなのにきちんと成立しているところも面白く、最初にイントロを聞いた瞬間に鳥肌が立ったことも事実で、「影踏み」の世界にはのめりこみそうになりました。今度はもっと長い時間で見たいです。


henrytennis
淡々と演奏しているのではなく、楽しんでいる様子も伝わってくる人たちでした。生で鉄琴の音が響いてくるところも良くて、最後まで楽しみたかったのですが、気づけば二十三時を過ぎていて電車の時間が危険だったため、泣く泣く途中で抜けました。生年月日がまるきり同じ人がいる、ということもあって彼らのこともずっと生で見たいと思っていたので、消化不良です。


トイレの掲示ウミネコが出ることを知って、次回のexPoPもまた行きます、何としてでも行きます! と強く決心したものの、次の日には揺らがされることになるのでした。