Q;indivi「Philharmonique;」

Philharmonique;
こんなにもたくさんの要素を詰め込まれたら反応しないわけにはいきません。ときめきが、きらめきが止まらなくて、曇天模様の空の下を歩きながらも気分はうっきうきでした。五分の診察のために一時間以上かかっても、この音を流しこんだら先生の良い声を聞けて良かったと思考ごと甘く染めてくれて、女の子であるというぜいたくについて考えてしまいました。胸の深呼吸というおかしな表現が私にとってはぴったりのQ;indiviは、このアルバムでも胸を締め付けられたり思いでいっぱいになったりしてきちんと呼吸ができました。アレンジバージョンのものもテンポを変えたりキラキラ要素を変えたりするだけでたわむ分しなりが出てきたり、遊び心が満ちあふれてうわー、と気持ちもあふれそうになってしまいました。ライブに行きたい、ワンマンに行きたい! とテンション高くなってもその日はおじさんたちを見る予定……ときめきを見たいけれど、どろっとしたおじさんたちを見たいのも事実で、非常に悩ましいです。