駅から出たら空の半分を分厚い雲が覆っていました。明るめの灰色雲は法則の見えないまま光を放っていて、音のない稲妻が走る様に思わず目を奪われてしまいました。立ち止まっては見て、方向が逆になっても振り返っては見て、ラピュタを隠す雲のようなファンタジー世界に何度も立ち尽くしては汗をだらだら。