どうしてこんな時に限って、という年寄せのしわ寄せ。久しぶりに高校の友人たちと会って、大酒飲みだった子がお茶しか飲まず、昔子どもはいらないと言っていたのにおめでた報告。それぞれに一歩一歩進んでいて、自分だけが取り残されたような感覚をまた味わってしまいました。待って、と声に出したいけれど私はまだ足を踏み出せないままで、踏み出すと変わってしまうとわかっているので、せめて今の状態を刻んでおきたいと留まっているのかもしれない、と言い訳をしてお酒を飲み干しました。あの頃からもう十年以上経っているけれど、ジェンガで本気になれるのでまだ、大丈夫。