LIFE STORY

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名前ぐらいしか情報がなくてまったくもって知らない状態で聞いてみたら、あれ?あれ?と首を傾げてしまいました。名前の通り浮かぶ色のイメージは青、怒りの種類もちらちらとした冷静で青い炎。明るすぎるラップは気分になかなか合わないのでゆるいタイプものもをだらだらと聞くぐらいなのですが、彼らのライムには辻褄あわせだけではなくきちんと世界に沿った言葉が選ばれていて、歌詞カードが手元にないのが惜しいぐらいでした。歌っているというよりもきっちり言葉をのせている、叫んでいるようなものや囁いているようなもの、けれどそっぽを向いているのではなく「投げやり」という意味合いではなく単語を投げやってくるようなイメージがありました。何より薄暗さを感じさせるのが良かったです。さらに気になってしまったのは、ライムの後ろに流れているトラックで、この音も一つひとつ気になるものばかり。電子音が散りばめられてあったり身体が自然と動き出したくなるようなリズムが入っていたり、それで余計に言葉がささくれるように入ってくるものだから、全然気にしていなかったのにライジングサンで生のステージを見たくなってしまいました。