「シュルレアリスム展−謎をめぐる不思議な旅−」*2

せっかく興味のある企画展を近所でやっているのだから、行かないのはもったいないとばかりに予定を立てて北浦和公園へ。その昔近くを毎日のように通っていたので、噴水広場が懐かしくなりました。今までも気になる展示があったのかもしれませんが、きちんと意識して中に入るのは初めてでした。
解釈する必要もない、ただ感じるだけで十分だと思えるものや、示唆に富んでいて想像をふくらませると止まらなくなってしまいそうなものなど、すぐに見終わるだろうと思っていたらあっという間に時が経っていました。有名な、サイトにも載せられているマグリットの作品を生で見たら妙な力によってひきつけられてしまって、くっついたりはなれたりを何回か繰り返してしまいました。ミュージアムショップにて、気になっていた二つの作品のポストカードがあったので、数年後に埋もれていた山の中から見つけてハッとなるよう購入しました。レオノール・フィニの「二つの頭蓋骨」とヴィクトル・ブローネルの「誕生の球体」、どことなく薄気味悪いのに目が離せなくて、映画を見た後再入場してまた見つめてしまいました。

今後のスケジュールを見てみたら、4月から澁澤龍彦展、7月には勅使河原宏展を開催するようなので、また自転車をこいで行くつもりです。ちなみにこの展示は今週末までということなので、興味のある方はお早めにどうぞ。もっと混雑していると思っていたのに、場所のせいかそうでもなかったのでゆっくりできそうです。