20世紀アブストラクト

20世紀アブストラクト

シンプルだけどジャケットがにくい、そしてぎゅっと凝縮されたコメントがまたにくくて、内輪ばかりだったという当時のライブが見たくなってしまいました。
今回の一山越えには声なしの音をお供に、なんてうまいこと言おうとしても結局言えないままに音が次々と流れて世界が変わっていました。実験的で遊びがあって、心地良くて居心地が悪くてでこぼこで平坦で、様々な要素が詰まっているので言葉はなくてもとても饒舌でした。「In The Beginning There Was Rap」という曲ではこもったようなぽこぽことした音が途中で流れ込んできて、水の中で聞いているような感じもするのですが、口の中でわたぱちがはじけているような音がしたもので、ついつい意識がそちらへと向かってしまいました。