ベッドフォンタウン

ベッドフォンタウン

「PBLEP」リリース時に何かのレビューで読んでずっと気になっていて、新譜が出たので試聴してから決めようと思っていたものの映画の上映時刻がせまっていたため即決をせまられていて、その結果ヘッドフォンを耳にかけて曲を流して十秒以内ですべてが終わっていました。声さえ聞かない状態で、鍵盤好きの血がうずうずとしてしまったので本当に直感だけで買ってしまいました。
インタビューでも言われていたように「オレンジ」はやっぱりフィッシュマンズを思い起こさせるようなもので、それは曲調だったり楽器の使い方だったり裏声への持っていき方だったりするのですが、それはそれでフィッシュマン「的」でしかなくてそのものではなく、本人たちは意識してやっているわけではないと言っていましたが無意識的に影響を受けている部分があるのかもしれません。同じ方向を歩むのならばどうしたって引き合いに出されてしまうのかもしれませんが、一つの面として持っているだけで他の曲でも色々と試しているところがあって、まだまだこれからを感じさせるものたちばかりでした。
なんて偉そうなことを書いてみましたが、個人的な感想で言えば鍵盤の音の選び方や黒鍵の使い方が要所要所でポイントをついてきて、聞いていて不快になるのではなく憂鬱になるのでもなく、不安になるようなところが好きでした。とおりゃんせのような違和感、その居心地の悪さの良さがどことなく漂っていて、なんやかんや言っても好みだったりします。まだ肩肘張ってる印象があるので、ゆるっとしたらどんな風に変わっていくのか楽しみでもあります。


そしてちょうど下記のようなライブ情報を手に入れてしまったので、早めに切り上げられたら渋谷へ向かってみたいと思います。

3/7(tue)@Apple Store渋谷 in store live
1st album『ベッドフォンタウン』発売記念Apple Store東京編
入場無料
start >>> 19:00