「ダブリンの鐘つきカビ人間」*3

感想等、うまいこといえない状況なので、ネタバレもありませんが小ネタをたたみます。

侍従長役の中山さんがどうにも気になって、ファストフード風店員役のところで、誰かに似ているけど思い出せない、気になる、誰だろう誰だろうと思ってパンフレットをめくってみてもキャスト紹介のところではちょっと感じが違くて、どうしてだろうかと続きを見てみたら稽古風景の写真を見て納得、眼鏡! そうか眼鏡だ! そして誰に似ているかと言えばメガネドラムの人でした。段々眼鏡の虜になってきているのか、私……? という疑問を抱きつつも本編のことについて噛み砕いて考えたりもしました。

少しだけメモしておくと、綺麗すぎる物語に関してはちょっと斜めに見てしまう癖があるのでガマザリは素直になれない部分があったのですが、ダブリンは適度にひねたところがあって、大王のパントマイムをずるいと思って大いに笑いながら、そうかーと納得することができました。初演を見ていないので比べることができませんが、片桐さんが見せる純粋さというものは役によく合っていてガマザリよりも物語に入り込んでみることができました。それでもやっぱり私は、ビデオでしか見たことがないですが初演の「人間風車」が好きみたいです。あれを生で見ていたら、しばらく何も考えられなくなっていたかもしれません。