「daimasの日記スペシャル」

小雨がぱらつく中、渋谷の街を小走りでAXへ。既に開場していたので焦りつつ中へ入ると、あまり人はまだいなく、ふらふらと前の方へと引き寄せられていました。

pop chocolat
daimasさんの紹介で始まった彼女たちの演奏。パステルカラーがよく似合っていてのど越しすっきりなのかと思いきや、小さくなってゆくよという言葉がいつまでも頭の中でリフレイン。


BAZRA
名前は聞いていても曲をちゃんと聞いたことがなかった人たち。ボーカルさんのキャラが強すぎて良いわあ、と思いながらも私はベースに釘付けでした。ベースというより、ベースさんの指使いに。多少筋肉質で、指が長くて綺麗で、それで滑らかにベースを弾いてあっちこっちでアピールするものだから、ボーカルよりもベースの指をずっと見ていたように思います。ああ私ってやっぱりベースで手フェチなんだと思いながらも、曲も好きな感じだったので、機会があればライブに行ってみたいです。


tobaccojuice
先日のライブイベント*1以来気になってしまって、アルバムを買って聞いているうちにライブでまた見たくなっていたので、あのやわらかな声をBAZRAの紹介VTRで聞いた時には思わずにやけてしまいました。
MCが熱すぎて長くなりすぎて曲を削られてしまったようで、「ピカピカサンセットレインボーブルース」が聞きたかったので少し残念。あのMCには引いてしまう人もいるだろうし、曲を聞かず初めて見たら私もうーんと思ってしまうことが予想されるのですが、それでも言わずにはいられないぐらい真剣に、ちゃんと現実と向き合っている彼がとても輝いて見えました。私にはまぶしすぎるけれど、それが曲に入り込んで声になると、不思議とすんなり入り込めるから不思議です。
そして曲とは関係なしのところで言うと、黒髪前髪長めセルフレーム眼鏡あごひげのキーボードの人を何度も凝視してしまいました。ずるい。


自由人
わ、やばい! と声を聞いた途端焦ってしまうぐらい、好みの声でした。他の方のレポートを読んでいるとあまり評判が芳しくないようでしたが、聞きながら私は「絶対CD買って帰ろう」と思うぐらい良かったです。発展途上のようで、これからどんどんと変わっていくのを見るのも楽しみです。ワンマンあったら行くつもりです。
帰りにタワレコで探して見つかって、しばらく別のフロアにいて戻ってきたらごっそりなくなっていたのを見て「ああ私以外にも気になった人がいたんだ」と嬉しくなってしまいました。店員さんに言って新しいものを出してもらったのですが、ラストにやった「綱渡り」というような名前の曲が入っていなかったのが残念でした。新曲なのか、別のものに入っているのか、あの曲が一番聞きたかったのでちょっと気になっています。
しかしびっくりしたのが、家に帰って彼らのプロフィールを見たら年下だったこと。ベースの人が小さかったこともあって幼いなあ、童顔かなあと思っていたら実際若くて、ああもうそうか、フジファブリックでさえ同い年なのだからね、と自分を納得させるのに必死。


椿屋四重奏
評判は聞いていても曲は「プロローグ」ぐらいしか聞いていなくて、実際に見るのは初めてでした。「ガクト……?」なんていう印象を持ちながら、やはり私はベースの人の長い指と手を見てしまって、どうしようもないぐらい手フェチなのだと再確認。ボーカルは音源で聞くのと随分印象が違っていて、本調子ではなかった?というような気がちょっとしました。ステージはとにかくフェロモンでまくりで、ああこりゃ女の子は惹かれるわなあと妙に納得もしたり。さらにこの人たちも自分より年下と知って、ああ……と無言に。


休憩
ロビーのあたりでまつきあゆむさんが演奏していたと後で知って、フロアに座り込んでいる場合ではなかったと少しの後悔。


peridots
結構毒舌だとばらされていましたが、声は本当に綺麗。そしてそこから曲の世界にぐぐっと引き込まれてしまうぐらい力を持っていて、今になってライブのチケットを買っておくべきだったと後悔しています。


VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
不思議な声だ、というのが第一印象。ちょっと癖があるので一回聞いただけでは駄目なのだろうなという気がしました。なぜかCASCADEのことを思い出したりしつつ、曲はかなり格好良いものだったので、二度三度と聞いてみたくなりました。


LOST IN TIME
聞こう聞こうと思っていたのに曲はスピッツのトリビュートしか聞いたことがないという現状でしたが、実際ライブで聞いてみるとまっすぐなボーカルと音楽が直球で入り込んできて、これからちゃんと聞いてみようという気になりました。海北さんがベース使いだってことに驚きつつ、それでボーカルだなんてずるい! とベース好きの血が騒いだり。
曲とは別のところでは、海北くんの顔が角度によって日村さんのように見えてしまって、あれ、と思ってしまったり、先ほど調べてみたらほとんど同い年だと知って愕然。わー……そんな時代になったのね。


syrup16g
待ってましたとばかりに今まで空きぎみだったスペースがぎゅうぎゅう状態。以前行ったシロップのライブではみんなそれぞれに揺れながら聞いていて、涙を流す人はいるものの手を上げて盛り上がりまくるという人ははあまりいなかったので、今回は激しくてちょっとびっくり。
疲れているはずなのに激しい中畑さんやいきなり切れた五十嵐さんを見ながらも、私はやっぱりベースの、淡々と演奏を続けるキタダマキさんをちらちら視界の端に収めていました。そのせいか噂の黄金の左足?を拝むことができず、ちょっと残念。
アンコールの「翌日」は予定だったのか話の流れでそうなったのかわかりませんが、入り方がもう、鳥肌立つぐらい格好良くて、演奏中の中畑さんの笑顔が素敵すぎて、身体を揺らしながらも心はぽかーんとしていました。全部持っていってしまうぐらい、シロップ、良かったです。昨年以来行っていなかったので、ライブに行きたくなりました……が、彼らが出演するCDJは初日で、ソウルセットのライブとかぶっていて、考えれば考えるほど頭が痛くなってきました。


家に帰ればハナレグミのライブへ行っていた友達からのメールが。郁子ちゃんも来ていたようで、先日のライジングサンでのライブを思わせる気持ちの良いものだったようです。来年こそ!