「SPACE SHOWER Music Video Awards 05」

仕事がのびた上に間違った電車に乗ってしまい最初の三十分を見られずじまいで、待っていた友達にはとても悪いことをしました。楽しみにしていたイベントだったので、一体誰が出るのかわくわくしていたのですが、予想外の面子に驚きました。
昨年のスペシャイベントから引き続いて出演したのは電気グルーヴの二人でした。ちなみにピエール瀧さんはクリスマスのベートーベンライブの時に着ていた電飾つきのロング蛍光緑コートを羽織っていました。前回のようにバンドを従えてのものではなく、DJとボーカルという形ではありましたが、まさか出てくるとは思っていなかったので、喜びを噛み締めるのにしばらくの時間がかかりました。「Cafe de 鬼(顔と科学)」のプロモはかなり見ごたえがあるものだったので、人気や曲だけではなくきちんとプロモを評価されたような気がして嬉しかったです。卓球の方も個人作品で受賞していて、こちらはちゃんと見たことがなかったのでチェックしてみたいです。
せっかくベストに選ばれていてもライブパフォーマンスをするのは数組だけだったので、アジカン東京事変の曲が聞けなくて残念でした。アジカンの後藤さんは髪を切ってすっきりしていて、後ろ髪がないだけなのに印象がちょっと変わりました。誰かに似ているのですが、それが誰かなのかが思い出せません。
ライブを見る機会を逃しっぱなしだったACIDMANも受賞していて、「廻る、巡る、その核へ」を聞きながら彼らの後ろに映し出される映像をずっと凝視していました。真っ赤なライトがすごくて、メディアの賞をもらったのも納得するぐらい一つの世界が成立していました。スクリーンでちゃんと見てみたくなりました。
家に帰って録画ビデオを見て、オープニングアクトオレンジレンジだと知り、せっかく無料で見られるチャンスだったのに、とちょっと残念な気持ちにもなったりしました。客層がかなり若々しかったので、彼らが受賞で出てきた時の歓声にはすごいものがありました。
個人的な感想ではありますが、今年はスペシャらしさがあんまり感じられないような気がしました。MVAと言いつつも結局は人気投票になってしまうのは仕方のないことなのかもしれませんが、あそこで映像が淡々と流されるのを想像していた私としては、脇役のはずのプロモがせっかくメインになったのに結局は隅に追いやられたような気がして残念でなりません。まあ、ひいきにしていたものが受賞されなかったのが一番の理由なので単なる僻みなのですけれど。