夢の中でライブでも見たのか、朝起きてまずいまずいまずいと焦ってトイレに行ってからはたと今日が休日だったことに気づいた日曜日。せっかくなのでイチョウの様子を見に先週と同じように散歩をしていると、ずいぶんと散った黄色い葉が地面を埋めていて、散って降って舞っていく姿があまりにも美しかったのでしばらく呆けながら見とれてしまいました。ここで読書しながらのんびりしたいなあと思ったのですが、残念ながらベンチにはまだ水気が残っていたので叶いませんでした。そのかわり乾いていたところを探してブランコに乗って、今回は犬を抱いてこいでみたのですが、彼女からすれば嫌がらせ以外の何ものでもなかったかもしれません。
晩秋から初冬にかけての散歩にはメレンゲの曲が本当によく似合って、春と名のつく曲でも白い息を見れば季節名さえぬりかえてしまいそうでした。少しぬかるんだ土を踏みしめて、一時間半ぐらいゆっくりと歩いては立ち止まって、物思いにふけりすぎると犬に不意をつかれて現実に引き戻されました。とても心地の良い午前中だったのですが、大きな声で言いたいことはただ一つ、散歩しているからといって犬好きだと思うなよ! と、他の犬が来ないように進路を変えながら思っていました。


自転車に空気を入れて出かけると、今までの苦行は何だったのだろうかと思うぐらいに快適なペダル走行、おもしろいぐらいすいすい進むのでわざと上り坂を通ったりしました。そして朝通った公園に再び入ると、風が出てきたせいか葉の散る量が結構多くなっていて、立ち止まったら縫いとめられてしまいそうだったので一瞬を目に焼き付けながら舞う枯れ葉の行方を追いました。

Syrup16g presents 「UP TO THE WORLD#3」

感覚がもったいないような気がしたので、音楽は聞かずにためておいたpodcastで我慢我慢。地方であの曲をやったという話を聞いて恵比寿のスチャダラが気になりつつも六時ぎりぎりに到着すると、拍手が聞こえて大急ぎでフロアに入りました。この瞬間を見逃すわけには行かない、とドキドキが止まらなかったのですが、意外や意外な順番でした。

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