夢見る街まで

夢見る街まで

タイトル曲を聞いていて、そのラストにぞわっとしてしまいました。一色さんの声質が何となくGRAPEVINEの田中さんに似ていて、田中さんの声と曲調に昔もっていかれたことのある私は今回も見事にもっていかれてしまいました。
後ろ向きと思いきや、逃げて背を向けているわけではなくて、スタート地点からきちんと前へ足を踏み出していたのに方向が斜めになっていて、そこから見た景色に背を向けてまた斜めに戻っているため、その向きも他のものとは違っている、というようなわけのわからない斜め後ろ向きなのに背に光のあたたかさを感じて戸惑っているような印象を受けました。彼らもまだ過程なのかな、と思いながら地元ライブには行けないのでシェルターに行ってしまおうかとライブの誘惑になびきかけています。GRAPEVINEのライブには結局一度も行けていないのに衝動というものは恐ろしいです。

ガラスの墓標 [DVD]

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いつの間にか近所のツタヤに入荷していたので、忘れないうちにと手にとってふと首を傾げてしまいました。映画ではなくて何か別のところで聞いたような気もする、と考え込んでいたのですが、後でアートの曲名になっていたと思い出してすっきり。
本当はもっとダウナー系の作品を今日は見たかったのですが、明日また半額レンタルをやるということで、返却ついでに借りてくることにしました。眠くなるかもしれませんが、とりあえず今、『ブラックムーン』がものすごく見たいです。手元に置いておきたいのにタワレコに行っても今やBOXでしか売っていないのが痛いです。
男と女と銃と酒と煙草と薬と車と相棒と嫉妬と二対一と性と愛。単語の羅列だけですべてを説明できそうですが、邦画だとかなり男くさいものになってくるのにヨーロッパ系だと周囲の風景や小物のせいかポップになってくるから不思議。色っぽくはあるのに男の愛がとても乾いているように見えて、性の描写も結構あるのにあまり艶かしすぎず、さらりとしていました。セルジュ・ゲンズブールも妙な色気がありましたが、私としてはシャルロットの方が妙に妙に色っぽく感じてしまいます。
それとニワトリが圧巻のシーンがあるのですが、それを見てまずスーファミ版のゼルダの伝説を思い出してしまった私はおしゃれ感ゼロでした。いたしかたない。

移転して14日にオープンするユーロスペース*1の特集上映がすごいことになっていて、最近音楽欲ばかりに頭をもたげていたのが、ごきっと映画にも首を戻されそうな勢いです。しかも初日、弁士つきだなんてもう! しかもクロージングの特集上映でどうしても見たくって立ち見した『動くな〜』もやって、ししししかも19日には大好きな『卵の番人』が! どれもこれも見たくなってしまって、レンタルするよりも劇場へ行ってしまいそうです。

1月14日(土) 『白い花びら』 澤登翠弁士付きライヴ上映
1月15日(日)、16日(月) 『動くな、死ね、甦れ!』
1月17日(火) 『わるい仲間』、『サンタクロースの眼は青い』
1月18日(水) 『トラベラー』
1月19日(木) 『卵の番人』
1月20日(金) 『エレメント・オブ・クライム
1月21日(土) 『罪と罰
1月22日(日)、23日(月) 『ボーイ・ミーツ・ガール』
1月24日(火) 『少年、機関車に乗る』
1月25日(水) 『ホームドラマ
1月26日(木) 『セレブレーション』
1月27日(金) 『キス・オブ・ライフ』